はじめに 文字列について ポリシー設定例

はじめに

メールに含まれる文字列と、あらかじめ設定しておいた文字列を比較して、条件に合ったら(合わなかったら)特定の宛先にメールを転送したり削除したりすることが出来ます。
これらの、あらかじめ設定しておく条件の集まりをポリシーと呼びます。
このページでは、ポリシーの設定方法と設定例をご紹介します。

尚、ポリシーの設定を誤ると、お客様宛に届く筈だった大切なメールが着信せず破棄されてしまう可能性がありますので、ポリシーの設定には十分ご注意下さい。
破棄されたメールにつきましては、AIRnetでは一切の責任を負いかねます。
また、破棄されたメールの回収等のご相談も承れませんのでご了承下さい。

文字列について

ポリシー設定で、条件に指定される文字列は部分一致でパターンマッチングされます。
条件文字列が含まれるか否かを照合するだけで、パターンが文字列全体のどの部分に存在するかまでは考慮されませんので、例えば、From: に対して 「spam」という文字列を指定した場合、spam@domain.name no_spam@domain.name のどちらのアドレスでも条件にマッチする事になります。

また、半角文字の大文字/小文字は区別されませんので、「air.ne.jp」「AIR.NE.JP」「Air.Ne.jP」等は全て同じと評価されます。
逆に、全角文字(2バイト文字)の場合大文字/小文字は区別されます。

条件文字列には、日本語もお使いいただけます。

特殊記号の取り扱い

標準のポリシーでは正規表現は利用できませんので、「.」や「*」等の特殊記号(メタキャラクタ)も意味を持たず、単なる文字列として比較されます。
正規表現を利用したフィルタリングをご希望の際は、ウィルスチェック&フィルタリングサービスサービスのご利用をご検討下さい。


アドレス指定受信拒否 ドメイン指定受信拒否 本文キーワード受信拒否 アドレス指定転送 ドメイン指定転送
Content-Type指定受信拒否 X-Mailer指定受信拒否 Bcc:送信メール受信拒否 タイムゾーン指定転送

ポリシー設定例

 アドレス指定受信拒否
説 明 受信拒否するメールアドレスを指定し、条件にマッチしたメールを破棄します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 From:
条件文字列 受信拒否したいメールアドレス
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 ドメイン指定受信拒否
説 明 受信拒否するメールのドメインを指定し、条件にマッチしたメールを破棄します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 From:
条件文字列 受信拒否したいメールのドメイン
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 本文キーワード受信拒否
説 明 メール本文に特定の文字列が含まれているメールを破棄します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 本文
条件文字列 含まれていたら受信拒否したいキーワード
(例:今後このメールが不要な)
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 アドレス指定転送
説 明 転送したいメールアドレスを指定し、条件にマッチしたメールをメールサーバに残して転送します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 転送先を選択しない
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 From:
条件文字列 転送したいメールアドレス
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを転送する
転送先 転送先のメールアドレスを選択

 ドメイン指定転送
説 明 転送したいメールのドメインを指定し、条件にマッチしたメールをメールサーバに残して転送します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 転送先を選択しない
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 From:
条件文字列 転送したいメールのドメイン名
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを転送する
転送先 転送先のメールアドレスを選択

 Content-Type指定受信拒否
説 明 日本以外からの発信メールを Content-Typeで判断して拒否する設定例です。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
海外とメールのやり取りを行われる方、外資系企業からのメールを受け取られる方(例えばMicrosoft等も)、外資系のフリーメール(hotmail等)からのメールを受け取られる方は単体では指定しないで下さい。
一般的に、日本製のメールソフトで本文等に日本語を含むメールを送信する場合 Content-Type は ISO-2022-JP となります。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 Content-Type:
条件文字列 受信拒否したい Content-Type
 ISO-8859-1
 Windows-1251
 us-ascii
 gb2312 等
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 X-Mailer指定受信拒否
説 明 一括送信用メールソフトを使って送信されたメールを破棄します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 X-Mailer:
条件文字列 受信拒否したい一括送信メールソフト
 Oshirase-Mailer
 Easy DM free
 FoxMail
 im2001
 eGroups Message Poster 等
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 Bcc:送信メール受信拒否
説 明 Bcc: にメールアドレスを指定して送られてくるメール(※)を破棄します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
※ To: にも Cc: にもお客様のメールアドレスが無いメールです。
  メールマガジンや企業からの広告メール等がマッチすることがありますので、心配な場合は処理方法を「メールを転送しない」として下さい。
  マッチしたメールはウェブメールで読むことができます。
転送設定 デフォルト転送先 全てのポリシーにマッチしなかったメールを転送する場合選択
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 To:
条件文字列 お客様のメールアドレス
判定条件 含まれない
AND/OR AND
チェック箇所 Cc:
条件文字列 お客様のメールアドレス
判定条件 含まれない
AND/OR OR
処理方法 メールを破棄する
転送先 選択しない

 タイムゾーン指定転送
説 明 送信元のタイムゾーンが日本時間(+0900 JST)だったメールのみメールサーバに残して転送します。
条件にマッチしなかったメールは、普段お使いのメールソフトでメールを受信することも、ウェブメールで読むことも可能です。
※ 日本国内から送信されたメールでも、差出人の方がパソコンのタイムゾーンの指定を間違えられている場合は条件にマッチしませんので、「破棄」条件ではなく、転送を行うか否かの判定に利用されることをお勧め致します。
転送設定 デフォルト転送先 任意で
ポリシー設定 ポリシー名 お好きな名前を入力
チェック箇所 Date:
条件文字列 +0900
判定条件 含まれる
AND/OR OR
チェック箇所 Date:
条件文字列 JST
判定条件 含まれる
AND/OR OR
処理方法 メールを転送する
転送先 転送先のメールアドレスを選択

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